個人情報登録を促す場合は警戒心を解く事を第一とする

ネット通販がまだメジャーではなかったころ、ウェブサイト上でクレジットカード情報や口座番号を入力するのは、相当に躊躇いがあったと思います。

現在もフィッシングサイトが度々話題になることから、個人情報等を入力させる場合においては、様々な工夫が必要となってきています。

資料請求や会員登録では、少なくともメールアドレスと氏名・住所が記入に必要な情報であることが多いわけですが、まず、入力を促すためには、訪問者の心理を考えると、安全と安心を与えることが先決です。

信用してもらうことも大事ですが、ウェブサイトを数分間見て信用できるかどうかなんいう議論は、全く不毛です。
信用を得るには時間がかかりますが、信用を失うのは瞬時です。

訪問者が安心・安全に個人情報を入力するのは、魅力的なオファーの影響もありますが、運営者やサービス提供者の実態を明らかにすることを怠ってはいけないと思います。
もちろん、当たり前のことではあるのですが、最近では、個人私書箱を利用した架空の住所を用いてビジネスに取り組む企業もあり、トラブルを生んでいるという情報もありますので、信用を得ることはますます難しくなってきています。

コンバージョンの獲得のために、違法性を疑われても仕方がないようなセールスページを公開したりと、ネットビジネスはグレーな部分を利用している運営者もいますが、正体を晒すことが警戒心を解くカギだと思います。